物流最前線 [クライアント事例紹介] 
課題を解決したクライアント企業が自ら語る、物流改革の舞台裏とは?

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什器から実現した、グローバルでのブランド統一 
中国で一括調達した什器を上海の「物流園区」から出荷することで、コストダウンと品質確保を両立 
株式会社アシックス 様 
(取材・編集 日経BPコンサルティング)


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Chapter-03. 
モデル店舗で検証した「ベストな店舗デザイン」 
中国での什器の一括調達・出荷を開始

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モデル店舗の1号店として、東京・銀座にオープンした「アシックスストア東京」

世界規模でブランド戦略を推進していく狙いで、各極のマーケティング部門の首脳が参画する「グローバル・マーケティング会議」が設置された。
その下部組織として、店舗デザインの統一などを検討する「リテール・ワーキンググループ」も組織され、玉井マネジャーがリーダーに就いた。ワーキンググループは試行錯誤を続けた。実験的な店舗を作っては検証し、問題点を改善したうえでまた作っていった。モデル店舗の1号店として「アシックスストア東京」(東京・銀座)を2007年2月にオープンした。翌2008年10月にはロンドンに2号店、2009年2月には東京・原宿で3号店と、相次いでモデル店舗はオープンした。

この頃になると、ようやくワーキンググループのメンバーがベストと考える店舗デザインが固まってくる。そこで標準化した店舗の仕様などを定めた400ページに及ぶガイドラインを作製。2010年以後の自主管理売り場の展開は、すべてこのガイドラインに沿って実施していくことを決めた。

サプライヤーや物流パートナーを選択

店舗デザインを統一して、世界中で同じ什器や店頭販促ツールを使うとなれば、従来のように国や地域ごとに調達する方式はムダが多い。調査したところ、有力なグローバル企業の多くは、こうしたツールの調達業務を一元化することで効率を高めていることが分かった。そこでアシックスのワーキンググループも、什器を最適地で一括調達し、そこから世界各地に供給していく枠組みを構築していく方針を決定した。

什器の調達先は中国に絞られた。日米欧で作るのに比べて生産コストを半分以下に抑えられることが最大の理由だ。もっとも、中国1カ所から世界中に什器を出荷するとなると、輸送コストは高くなる。それでも中国国内の什器サプライヤーや国際物流事業者から何度も見積もりを取った結果、トータルで見れば調達コストは削減することが明らかになった。

次のステップは、実際に必要な什器を生産してくれるサプライヤーを中国で探すことだ。同時に中国から世界各地に出荷するための物流パートナーも選ばなければならない。

既に当時のアシックスは、中国国内でシューズの生産や販売を手がけ、中国から世界各国に向けて大量の製品を輸出していた。こうしたネットワークも駆使しながら、中国で什器や販促ツールを作ってくれるサプライヤーを探した。複数の候補企業から提案を募ってコストや品質を精査し、まずは1社を選定。トライアルも兼ねて、什器の生産と世界各地への出荷作業を実施した。


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