物流最前線 [クライアント事例紹介] 
課題を解決したクライアント企業が自ら語る、物流改革の舞台裏とは?

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ネット卸で「仕入れ困難者」を支援し、「買い物困難者」を救済 
国分グローサーズチェーン株式会社 様 
インターネットを活用したネット卸で離島や過疎地域の小規模小売りを支援。8500品目超を翌々日には配送 (取材・編集 日経BPコンサルティング)


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Chapter-04. 
ローコストと柔軟性に徹した現場運営 
ヤマトグループのノウハウを生かした梱包作業

実現に向けてもう1つの課題はピッキングや梱包といった流通加工作業だった。当初は物量が全く予想できず、流通加工作業のために、どの程度の体制を用意すべきなのかも分からない。いきなり処理しきれない物量の注文が押し寄せたらどうするんだと心配するスタッフもいた。そんな時、ヤマトグループが「うちはそういう難局を何度も乗り越えてきました。人海戦術なら任せてください」と提案した。

受注から出荷までの現在のオペレーションは以下のような流れだ。午前11時までにユーザーから受注した商品を、まずKGCがグループ企業の汎用倉庫(栃木県小山市)に集約。商品をアイテムごとに総量でピッキングし、出荷する。以降、小売事業者に届けるまでの業務は、すべてヤマト運輸(YTC)が担当する。

受注した翌朝、YTCの手配したトラックが国分の倉庫から商品を引き取り、10時頃までにYTCの栃木ベース店(鹿沼市)の隣接地にある倉庫に運び込む。ここで届け先別のピッキングと梱包作業を施し、夕方までにベース店に搬入。その日のうちに全国各地に向けて出荷し、本州の顧客については翌日中に届ける。

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YTCの栃木物流システム支店による庫内作業はシンプルだ。入庫した商品は、まずパレットを並べただけの簡素な作業台に仮置きする。次にハンディ端末で入庫検品を行い、事前の入庫予定と間違いないことを確認。近くのプリンターからピッキングリストや納品書を発行する。このリストに基づいて作業者が小売事業者別のピッキングを行う。こうした一連の作業の管理に活用しているのが、「倉庫『見える化』@web」だ。

ピッキングが終了すると、梱包を開始する。小さい商品やボウル(内箱)単位の商品をユーザーごとにまとめて別の段ボール箱に封入したり、ケース単位で動かす商品であれば、複数の箱を結束バンドでくくって個口数を少なくし、配送料を抑えている。

物量の伸びや波が全く予想できなかっただけに、重装備の自動化機器は一切使用していない。物量の変動に対しては、作業者の人数を変更して対応するシステムだ。柔軟性とローコスト化を徹底的に追求したことが、極めてシンプルな現場に結実している。

ピッキング作業だけなら、KGCでも対応は可能だっただろう。しかし、その後の梱包作業はKGCでは難しかった。
一般の卸売事業者は、自社の倉庫でピッキングした商品を顧客に届けている。最近では梱包材に折り畳みコンテナ(折りコン)を使うケースが大半だが、配送まで含めて自らコントロールしているため、商品が輸送中に破損するようなことはめったにない。

ところが、宅配事業者が他の一般消費者の荷物と一緒に運ぶとなると、話が違ってくる。卸による通常の梱包では、商品の破損が多発しかねない。例えば酒ビンなどは、メーカーによる出荷梱包のままでは箱の中でビン同士がぶつかって割れてしまう恐れがある。

「多彩な荷物を長年取り扱ってきたヤマトグループならではのものです」と横山取締役は打ち明ける。それでも、配送中に想定外の事態が生じて商品が破損した場合には、両社の担当者が相談し合ってすぐに改善策を講じ、その都度、新しい運用ルールを適用しているという。


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クライアント事例紹介

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