最前線導入レポート:オムロン株式会社 様

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精密機器を新品同様に仕上げるリファビッシュ業務を物流工程に追加。
現場の業務負荷を減らしながら、顧客満足度を向上

物流の周辺業務をワンストップで委託し、事業効率と製品品質を向上

オムロン様は、無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply=UPS)を製造・販売している。主に業務用として、生産ラインを止めることのできない製造工場や、企業のサーバー施設などで、急な停電や電圧低下に備えて配備される装置だ。UPSは緊急事態に作動する装置であり、高い信頼性が求められる。また、出力容量の大きなタイプには、高価なものも多い。そのため、オムロンでは購入前に製品を評価機として貸出し、性能を確かめられる販売促進サービスを展開している。

しかし、精密機器であるUPSの貸出し業務には、専門知識を要するリファビッシュ(リース返却品を整備し、新品同様の状態に仕上げること)や貸出しデータ管理など煩雑な作業が伴うため、修理現場や営業部門の大きな負担となっていた。

そこで、ヤマトグループのセットアップ・ロジソリューションを活用。評価機の保管から貸出し先への配送・回収、さらに回収後のリファビッシュや貸出し業務全体のデータ管理までワンストップでヤマトグループに委託した。

これにより、修理現場と営業部門の業務負荷を削減。本業に注力できる体制をつくるとともに評価機の品質も上げることができ、顧客満足度の向上につなげた。

改善前/改善後(イメージ図)


【課題】 
評価機のリファビッシュを徹底できず、貸出した顧客からのクレームが発生。貸出しデータの管理が負担となり事業効率低下

ソリューションのご紹介 
セットアップ・ロジソリューション 
「バリュー・ネットワーキング」構想で、販売機会の拡大・業務効率を向上 
リファビッシュの代行とデータ管理で評価機の貸出し業務をサポート!
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●品質に関する課題

UPSは取り扱いの難しい精密機器であり、顧客が停電・電圧低下時の動作や電力供給時間を確認するには、事前の充電や十分な動作検証を含むリファビッシュが欠かせない。オムロンでは、必要なノウハウと設備を持つ修理工場で対応していた。

修理工場の業務は、販売した製品の故障修理などアフターフォローがメイン。貸出し用評価機のリファビッシュは、それらよりも優先度の低い業務だった。忙しい現場では、優先順位の低い業務まで手が回らない。

結果、評価機のリファビッシュには本来必要とする以上の日数がかかり、回転率が低下。さらに、リファビッシュが不完全だったために、顧客からクレームを受ける事例が発生してしまった。

●データ管理に関する課題

貸出し業務には、様々なデータ管理が必要となる。貸出す評価機の型番、在庫数、貸出し先の住所や連絡先、貸出し期間などだ。日々変わる状況を常にデータとして管理するには、Excel®を用いた手作業では間に合わない。また、営業部門や物流部門、修理部門など業務に関わる複数の部門でデータを共有することも難しい。

結果、貸出し業務にあたる営業部門の業務負荷が増加。在庫状況を把握しきれず、顧客からの貸出し依頼に即座に対応できない事態となってしまった。


【ソリューション】 
ヤマトグループの物流拠点で評価機のリファビッシュを代行。 
貸出しに関わるデータ管理にシステムを導入

オムロンは、物流にリファビッシュをプラスできるヤマトグループのソリューションに着目。

さらに、貸出し事業に特化したシステムによるデータ管理までワンストップで委託することで、現場の業務負荷削減を図った。

●物流と一体となったリファビッシュ

貸出し業務では、もともと評価機の在庫保管と貸出し先への搬送・回収といった物流が発生する。そこに、精密機器を取り扱うノウハウを持つヤマトグループの物流拠点を活用した。

ヤマトグループでは、細かい動作検証や時間のかかる充電まで網羅した詳細なマニュアルをもとに社員研修を行い、回収後すぐにリファビッシュに取りかかれる環境を整えた。これにより、最短の日数で評価機の準備を整える体制が構築できた。

●常に評価機の状況を確認できる専用システム

ヤマトグループの貸出し業務をサポートするシステムを導入。評価機の在庫データ、貸出し先や貸出し期間のデータなどを一括で管理できるようになった。

いつ、どの評価機を貸出せるのかがすぐに把握できるうえ、貸出し期間や返却日もわかりやすく表示される。

オムロンの営業部門と、物流やリファビッシュを担うヤマトグループの物流拠点で、最新のデータの共有・活用が可能となった。


【メリット】 
評価機の品質向上、製造・修理現場と営業部門の業務負荷を削減

●品質に関するメリット

ヤマトグループの物流拠点で徹底したリファビッシュを実行することで、評価機の動作不良や充電不足などがなくなる。顧客からのクレームもなくなり、満足度は向上した。

顧客満足度向上は売上向上にもつながる。ヤマトグループのソリューション導入後、オムロンはパソコンやデジタル家電関連製品の販売台数第1位のメーカーを表彰する「BCN AWARD 2015」において、UPS部門で初の第1位を獲得した。

評価機の回収後、すぐにリファビッシュに取りかかれる体制により、評価機の回転率も向上した。

●データ管理に関するメリット

ヤマトグループのシステムにより、貸出し事業全体のデータ管理を適正化。営業部門の業務負荷を大幅に削減し、本業に注力できる体制を整えた。

評価機の状態を素早く正確に把握するとともに、利用しやすいインターフェイスや物流とのデータ共有により、貸出しデータや在庫データを効率的に活用することが可能となる。これにより、貸出し業務全体の効率も向上した。


【まとめ】 
物流への機能追加で高い付加価値が生まれ、事業全体を改善

物流に、精密機器であるUPSのリファビッシュを付与。さらに貸出し業務全体のデータ管理までワンストップで委託し、評価機の品質や回転率を向上しながら、現場の業務負荷を下げる。

物流に様々な機能を加えるヤマトグループの「バリュー・ネットワーキング」構想により、オムロンはUPS評価機の貸出し業務の改善に成功した。

Excelは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。


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